新人時代ポンコツだった私が、7年目で思うこと

2026年春で、私は看護師7年目になる。

でも新人の頃の私は、正直かなりのポンコツだった。

常に緊張していて、見られているだけでできなくなる。技術の自立は同期の中で最後。

優先順位はうまくつけられないし、その優先順位も一度決めたら臨機応変に変えることもできなかった。

頭が追いつかない。手も追いつかない。

勉強、技術練習、記録や事務処理…全部を同時にこなそうとして、毎日キャパオーバー。

褒められるのは「丁寧だね」だけ。

嬉しいけど、どこかで

「それって仕事が遅いってこと?」

「丁寧しか取り柄がないってこと?」

と勝手に落ち込んでいた。

4月から12月までは、正直ほんまにしんどかった。

仕事に行く前から気持ち悪くなる日も、引き返したくなる日もあった。

それでも、やめなかった。


目次

私がやっていたこと

毎日振り返っていた。

「あれ、こうしたらよかったかも」

「じゃあ次はこうしよう」

技術も、先輩から振り返りで言われたことはノートに書いた。

忘れるから、書く。

覚えられへんから、残す。

持ち運べるメモにも、

「この前ここ失敗したから気をつける」

と書いていた。

真面目ゆえのやつ。笑

でも私は、同じ失敗だけは繰り返さないように、

それだけは必死で守っていた。

変わった瞬間

1月くらいから、なんとなく感覚が変わった。

「今日は回せそう」

「この患者さん、次こうなるかも」

直感的に、やっていけると思えた。

あとから思えば、

あれは積み重ねが表に出てきた瞬間だった。

同期には「追い上げすごかったよな」と言われ、

夜勤専従から日勤に戻ってきた先輩には

「日勤戻った初日、ペアがあなたって聞いて正直大丈夫かなって思ってた。でもめっちゃできるようになっててびっくりした」と言われた。

その時、ようやく「あぁ、ちゃんと積み上がってたんや」と思えた。


今の働き方と、病棟での経験

その後、病棟で3年目の半ばまで働き、

産休・育休を経て1年復帰。

今は訪問看護で働いている。

この春から、病院の外来で働くことになった。

内定の際、エージェントづてに先方から

「申し分のない経歴で、応募者の中で一番来てほしい人材だった」

と言ってもらえた。

でもそれは、今の私がすごいというより、7年前の私がコツコツ積み上げてくれた結果やと思っている。

本気で、あの頃の自分にありがとうと思っている。

訪問看護をしていても、病棟経験が活きる場面は本当に多い。

「このまま家で様子見て大丈夫かな?」

「なんかいつもと違うなぁ」

「これ、ちょっと受診したほうがいいんちゃう?」

その“怖さ”が分かるのは、

急性期で悪くなっていく過程を見てきたから。

経験は、あとからちゃんと形になる。


新人のあなたへ

新人看護師は、本当にしんどい。

覚えることは多いし、

できないことばかり目につく。

でもそこで、

・自分の弱みや傾向を知ること

・どうすればカバーできるか考えること

・同じ失敗を繰り返さないこと

これを積み重ねられたら、必ず変わる。

わからないことを、素直に「わからない」と言えるのは1年目の特権。

でも、全部丸投げは違う。

「ここまでは分かる」

「でも、なんでこうなるのかが分からない」

そうやって自分の現在地を言葉にすることは、逃げじゃない。

わからんまま進める方が、よっぽど怖い。

そしてその怖さは、2年目、3年目と経験を積むごとにどんどん増えていく。


先輩たちは敵じゃない

新人の時は、病棟にいるのが怖かった。

なんとなく歓迎されていないような、よそよそしいような、看護学生の頃とはまた違う居心地の悪さ。

でもこれだけはわかっててほしい。

先輩たちは、新人が憎くて言っているわけじゃない。

看護は、生死に直結する仕事。

「もっと早く気づいていたら」

「自分のせいでこうなったんかな」

そんな“たられば”を、何度も経験している。

だからこそ、新人にすべての責任を背負わせないように、どこまで分かっていて、どこからが分からないのかを知りたいだけ。

1から10まで監視したいわけじゃない。

何かあった時に、守れるようにしている。

大事な一年生が、大事な看護師仲間になれるように。


最後に

今しんどいあなたも、その途中にいるだけ。

私はポンコツだった。

でも、積み重ねた。

そして今、あの頃の自分に本気で感謝している。

もしこの記事を読んで、

「明日、これやってみようかな」

と思えたなら、それで十分。

いつかどこかで、同じ現場で一緒に働けたら。

そんな嬉しいことはないなと思いながら、この文章を書いた。

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この記事を書いた人

はじめまして!
訪問看護師しながら、男の子(こども氏)のママしてます🌿
楽できるなら、それまでのしんどさは惜しまないタイプのずぼらです。
このブログでは、仕事・家事・育児をなんとか回すための「ずぼら時短術」や「リアルな暮らし」を発信しています。
同じように毎日バタバタしてるママさんに「これでいいんや〜」って思ってもらえたらうれしいです。

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